クロスカントリー・スキーから本格派バックカントリーまで
ユーコンの人々が冬、ジョギング代わりに楽しむのがクロスカントリー・スキー。ホワイトホースだけでも、町の周辺に無数のトレイルが整備されており、いずれも美しい風景の中で満喫する事ができます。またホワイトホースの南、車で30分ほどのところにあるマウント・シーマには、さまざまな滑走体験ができるスキー場もあります。
さらに本格的なバックカントリー・スキーも盛んで、クルアニ国立公園の山々でキャンプしながらのスキー旅行などが人気となっています。
ホワイトホースのクロスカントリー・スキー
ホワイトホース周辺にはクロスカントリー・スキーのトレイルが編み目のように張り巡らされており、その総距離は85kmにも及びます。これらは、ホワイトホース・クロスカントリー・スキー・クラブによって運営・管理されており、初級、中級、上級にレベル分けされています。夏の間マウンテンバイクなどにも使われる多目的トレイルを利用しているルートも多く、ダウンタウンからのアクセスも便利。旅行者も利用可能で、オンラインまたはマウント・マッキンタイヤーにある同クラブのシャレーで1日パス、またはシーズンパスの購入が可能です。 シャレーでは、更衣室やシャワー、サウナを備えるほか、スキー用具のレンタルやワックスサービスなども行っています。
Whitehorse Cross County Ski Club(トレイルマップ、パスの購入など)
クロスカントリー・スキーを楽しむ際の注意点
- ●トレイルは基本的に2方向通行。スキーヤーは常に右側の滑走を。
- ●他のスキーヤーを追い越す時は、声をかけ外側から安全に。
- ●しばらく立ち止まるような場合、または歩く必要がある場合は、他のスキーヤーが通過できるようコースの脇へ。
- ●転ぶなどしてコースに穴を空けた場合は、他のスキーヤーの安全のため表面を埋めて平らに。
- ●一方通行のトレイルでは、決して逆走をしないこと。
真っ白な雪原をスノーシューで散策!
ホワイトホース・クロスカントリー・スキー・クラブが管理するクロスカントリー用のトレイルは、基本的にスノーシュー、ファットバイク(太いタイヤで、雪上も走れる自転車)での利用も可能です。またこれに加えて、グルーミングされていないスノーシュー用トレイルも20kmほどあり、ふかふかの雪の上での散策を楽しむことができます。トレイルの利用に際してはクロスカントリーと同様にデイパスなどの購入を。クラブのシャレーでスノーシューのレンタルも可能です。
初心者はツアーに参加してまず安全にレッスンを
クロスカントリー・スキーやスノーシューを初めて体験するという方は、ホワイトホース・クロスカントリー・スキークラブがウェブサイトで紹介しているスキースクールでレッスンを受けるのもおすすめです。また、日本の旅行会社や現地ツアーオペレーター経由でオプショナルツアーとして申し込めば、日本語ガイド付きのツアーに参加する事も可能で、無理なく楽しむことができます(日本語ガイドかどうかは事前に確認を)。ツアー料金には、ギアのレンタルやコースの利用料金も含まれており、便利です。
マウント・シーマでスキー&スノーボード
ホワイトホースの南には、マウント・シーマというスキー場があり、ダウンヒル・スキーやスノーボードを楽しむことができます。標高差318mの斜面に初級から上級用まで15本のコースがレイアウトされており、最長コースは2.5kmとなかなかの滑り応え。また、ビッグエアーやトリプルジャンプなどのジャンプ台、さらには3つのテレインパーク、スノークロス・コースなど、フリースタイル用のエリアも充実しています。基本的に木曜~日曜日の営業となります。
冒険心をそそるバックカントリー・スキー
高峰が連なるクルアニ国立公園などの雪上をハイクアップし、ノートラックの斜面をスキーやスノーボードで滑り降りる、そんな上級者向けのバックカントリー・ツアーも、ユーコンでは盛んに行われています。ツアーでは、専門のガイドがベストコンディションの雪山へと案内してくれます。雪上でキャンプしながら何日間も滑りまくるプランも少なくありません。
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※ツアーによっては、英語ガイドとなる場合もあります。