もっと自由に、気が向くままに!大自然の中へ走りだそう
アラスカへと抜ける「アラスカ・ハイウェイ」、ゴールドラッシュの町ドーソン・シティへとつながる「クロンダイク・ハイウェイ」など、ユーコンの大地を結ぶハイウェイは、いずれも大自然の中に切り開かれ、移動だけでなく景色も楽しめるルート。レンタカーを借りたり、ドライバー付きのツアーをアレンジしたり、思いのままに楽しんでみませんか。
※カナダ・アメリカ国境を越える場合は出入国審査があり、パスポートの提示が必要となります(事前にESTAを申請しておくことをおすすめします)。
爽快! おすすめドライブルートはここ!
南のブリティッシュ・コロンビア州からユーコンを横切り、アラスカへと抜けるルート。第2次世界大戦中、米国にとって重要な対日戦略拠点だったアラスカへの陸路として建設した、歴史的道路。クルアニ国立公園の壮大な山並みを眺めながらのドライブが楽しめます。全長2,232kmとルートは長大ですが、ホワイトホースからヘインズ・ジャンクションを経由し、クルアニ国立公園の麓を走り抜ける200km区間だけでも走る価値あり!
ヘインズ・ジャンクション以西に展開するクルアニ国立公園の絶景
クルアニ・レイクもおすすめの立ち寄りスポット
トップ・オブ・ザ・ワールド・ハイウェイTop of the World Highway
ドーソン・シティから高山地帯へ、さらに国境を越えてアラスカへと入るシーニックルート。道路は山々の尾根を貫くように伸びており、眼下に素晴らしい景観が広がり、その名の通り世界の頂点を走るような爽快感が味わえます。5月~9月のみ走行可能。クロンダイク・ハイウェイとアラスカ・ハイウェイをこのルートでつなぐと、ユーコンとアラスカをぐるりと回る全長1,435kmのダイナミックドライブが体験できます。
ドーソン・シティから渡船でユーコン川を渡り、一気に高台へ。対岸から町並みを一望
まさに“世界の頂上”を走り抜けるような絶景コース
ドーソン・シティの東側から北極海間近にある集落イヌビック(ノースウエスト準州)へと続く、全長736kmの道路。未舗装の部分も多いとびきりワイルドなルートですが、その分大自然が満喫でき、野生動物との遭遇チャンスもいっぱい! ハイライトは、出発してほどなく広がるトゥームストーン準州立公園。とがった岩山が屹立する迫力満点の山岳地帯で、ハイキングにもおすすめのスポットです。秋には素晴らしいツンドラの紅葉も堪能できます。2017年には、さらに北にある北極海沿岸の集落タクトヤクタックまでのルート(イヌビック・タクトヤクタック・ハイウェイ / 全長138km)も開通。北極海まで車で走り抜ける事ができる唯一の道路が完成しました。
ドーソン・シティから1時間半ほどでトゥームストーン準州立公園に突入。秋は特に見事
北極圏に入りさらに北へ
ホワイトホースから南へ、アラスカのスキャグウェイまで行き、フェリーでヘインズまで乗り継ぎ、ここから絶景ルートの「ヘインズ・ハイウェイ」を北上、クルアニ国立公園の麓のヘインズ・ジャンクションへ、さらにホワイトホースへと戻る美しい観光ルート。もちろん、ぐるっと反対まわりでもドライブは可能。
ホワイトホースから1時間ほど南下したところにあるエメラルド・レイク
ヘインズ・ジャンクションに向けて北上するヘインズ・ハイウェイは写真スポット満載の絶景ルート
ホワイトホースで車をレンタル
ホワイトホースの空港やダウンタウンには、レンタカー会社が何社かあります。車のレンタルには、国際運転免許証とクレジットカードの提示が必要。保険は任意保険も含めてすべてに加入することをおすすめします(Full Coverage Insurance)。料金システムは各レンタカー会社ともさまざまなプランを用意しているので、利用日数や走行距離などによって最適なタイプの選択を。
車は事前予約をしておくと安心です。また、ユーコンではモーターホーム(キャンピングカー)のレンタルも盛ん。コンパクトなのものから、バスのように巨大なタイプまで、サイズも豊富。設備が充実したキャンプ場も多いので、快適なオートキャンプ旅が楽しめます。
ユーコンでのドライブの際は、特に下記のことに注意し、ルールを守って安全運転を。
野生動物に注意
自然の中では突然動物が出てくることもあります。
長時間ドライブは避ける
夏の間は日が長いため、つい長時間運転しがち。無理のないドライブ計画を。
シートベルト着用
すべての座席で着用が義務づけられています。
ヘッドライトはONに
昼・夜にかかわらず運転中はヘッドライトをつけるのがルール。エンジンをかけると自動的に点灯するようになっている車がほとんどです。
給油はこまめに
ガソリンスタンドが少ないので、常に余裕をもって給油を。特にデンプスター・ハイウェイでは予備のガソリンを用意していく必要があります。
日本語対応のツアーはこちらでチェック!
※ツアーによっては、英語ガイドとなる場合もあります。