その他のユニークコミュニティ Other Communities

思わぬ発見が待っている、北の小さな町や村へ

広大なユーコンには主にハイウェイ沿いにいくつかのコミュニティが点在しています。ホワイトホース以外はいずれも本当に小さな町や村で、人口が100人以下という場所も珍しくありません。そんな小さな集落に足を延ばしてみるのも、ユーコンの面白さ。先住民をはじめ地元の人々との出会いなど、オリジナルな発見が待っているはずです。

カークロス Carcross

「道路標識の森」が名物となった南端の町

ユーコン準州の南端にあり、ブリティッシュ・コロンビア州からアラスカ・ハイウェイを北上してくると、ユーコンの入り口となるコミュニティがワトソン・レイクです。
ここを有名にしているのは、数えきれないほどの道路標識が一堂に集められた「サインポスト・フォレスト」。これは1942年にハイウェイ建設にあたったアメリカ軍兵士が、ホームシックを癒すため、およそ4300km離れた自分の故郷の方向を指す標識を立てたことから始まったもの。以来、世界のありとあらゆる道路標識が集まるようになりました。その数は現在85,000本以上となり、まさに「道路標識の森」と言うべき状態に。何とも面白い光景です。またここには、オーロラに関しての展示や映像が楽しめるノーザンライツ・センターもあります。

Northern Lights Centre

先住民文化が息づく北極圏の村

北緯67度にあるオールド・クロウは、ユーコンで唯一、北極圏にあるコミュニティ。夏には日が暮れる事のない白夜、そして冬には日が昇る事のない極夜が体験できる場所でもあります。古くから先住民グウィッチン族が暮らす地で、現在も人々は独自の文化を維持しながら生活しています。
ほかのコミュニティから道路では通じておらず、アクセス方法は飛行機のみという秘境。周辺にはブンタット国立公園など壮大な自然が広がっており、すぐ近くの草原はカリブーの群れが大移動するルートにもなっています。また一帯からは、北極ラクダやマンモスなど氷河期の動物化石が数多く発見されており、古生物学の世界でも注目される場所。先住民ガイドによるオーロラ鑑賞や野生動物ウォッチングなどが可能ですが、一般的な宿泊施設はないので、訪問する場合はアクセスや宿泊なども含まれたパッケージツアーを利用するなど、慎重に計画する事をおすすめします。

デンプスター・ハイウェイの貴重な立ち寄りスポット

ドーソン・シティから北へ、ノースウエスト準州のイヌビック、そして北極海まで、大自然の中を走り抜けるデンプスター・ハイウェイ。700km以上に及ぶルート上の中間エリアには、途中1カ所だけホテルがあります。それが、この集落にあるイーグル・プレーンズ・ホテルです。ホテルには36室の客室があるほか、レストラン、ショップ、ランドリーそしてガソリンスタンドや簡単な車両整備施設なども併設。そもそもこの地は人口8人と、ユーコンでも最小集落のひとつですが、このホテルのおかげで、大変貴重な立ち寄りスポットとなっています。
一帯は見渡す限りツンドラの大平原で、カリブーやドールシープ、オオカミなどの野生動物を見かける事もしばしば。あと35kmほど走ればもう北極圏という、北の大自然のまっただ中にぽつんとホテルが建つ、そんな場所です。

Eagle Plains Hotel

カナダ最西端のスモールコミュニティ

アラスカ・ハイウェイを西に向かい、アメリカとの国境ギリギリの所にあるのがビーバー・クリーク。カナダ最西端のコミュニティとしても知られています。人口100人足らずの町ですが、ガソリンスタンドや簡単なショップ、レストラン、ロッジが揃っており、アラスカ・ハイウェイ上の便利な立ち寄りスポットとなっています。周辺の自然は大変美しく、とくに秋の紅葉は見事。野生動物との遭遇も期待できるエリアです。

※ツアーによっては、英語ガイドとなる場合もあります。

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