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2022.12.09

2025年をピークに、ダイナミックなオーロラが頻繁に出現する!?

一生に一度は見てみたい自然現象、オーロラ。その神秘的な光との遭遇を夢見る人にとって朗報です。今後、2025年に向けて太陽活動がどんどん活発となり、その影響により大きなオーロラが発生しやすくなるというのです!

オーロラは夏にも発生。夜の時間が長くなる8月下旬から4月くらいまでが見やすい

そもそもオーロラとは、太陽から発生する「太陽風(高エネルギーのプラズマ)」が、地球の大気にぶつかって発光する現象です。つまりその発生には、太陽の活動が大きく関わっています。

これまで300年近い観測により、太陽はおよそ11年周期で活動が活発になったり、おとなしくなったりを繰り返していることが分かっています。これを「ソーラーサイクル(太陽活動周期)」といい、このうち活動がもっとも少ない時期のことは「太陽極小期」、最も活発になる時期は「太陽極大期」と呼ばれています。

記録によれば、1755年以来、これまですでに24回のソーラーサイクルが繰り返されており、2019年からは新たに25回目の周期に入っているとのこと。そして、この25周期目の太陽極大期は2025年7月頃と予測されています。

太陽極大期には、太陽表面の爆発(フレア)が頻繁におき、地球にも様々な影響が

では、その太陽極大期には、具体的に何が起こるのでしょうか。この時期、太陽の黒点活動が活発になり、太陽フレア(太陽の表面で起きる爆発で膨大な威力をもつ)が頻繁に起こることにより、強力な太陽風が放出されます。そしてこれが地球に達すると、磁気嵐など様々な影響が出ることが考えられます。そのひとつが、オーロラの発生です。このとき、通常よりも規模が大きな光が頻繁に出やすくなるといわれ、実際、過去の太陽極大期には、大きなオーロラの発生により、北海道やイタリアのローマなど、普段ではまず見ることができない低緯度の場所でも観測されています。

あくまでも自然現象の予測での話ではありますが、2年後に訪れる太陽極大期に向け、これから太陽活動はどんどん活発になると考えられています。つまり、2025年の夏をピークに、これから数年間はダイナミックなオーロラを頻繁に見られる可能性が高くなるということです。

オーロラが頻繁に見られるユーコンでは、もちろん、その発生頻度がさらに高まると期待されています。11年周期で活動する太陽がくれるプレゼント。このタイミングでぜひ壮大な光を見に、出かけてみませんか?

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壮大なオーロラに遭遇できるビッグチャンス!

磁気嵐の影響は心配ですが・・・

太陽極大期に起こりやすくなる強力な太陽風は、オーロラだけでなく、地球上に様々な影響を及ぼすことがあります。たとえば磁気嵐により、人工衛星の機能障害をはじめ、通信設備や電子機器障害など、インフラへの被害も懸念されます。こうした事態に備え、現在、NASAをはじめとする多くの研究機関で、太陽活動を観測し、磁気嵐の到達予測などができるようになっています。もちろん、こうした悪影響については慎重に対応する必要がありますが、副産物もあります。これらの観測によって、かなり精度の高いオーロラ出現予報が出されるようになっているのです。

ユーコン滞在中は、ぜひオーロラ予報もチェックしてみてください。予報は、本サイトのオーロラ情報ページからもリンクしています。

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