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2023.10.19

カナダ・ユーコン準州「トロンデック-クロンダイク」がユネスコ世界遺産に登録

カナダのユーコン準州、ドーソン・シティ以北の一帯が、2023年9月、「トロンデック-クロンダイク」としてユネスコ世界遺産に登録されました。自然遺産に登録されているクルアニ国立公園とともにユーコンで2番目のユネスコ世界遺産となりますが、文化遺産ではユーコン初です。

この地は、古くから先住民トロンデック・フェッチン族の人々が暮らしてきた土地で、19世紀後半にドーソン・シティで起こったクロンダイク・ゴールドラッシュにより大きな影響を受けました。世界遺産には、先住民の生活環境の未曾有の変化とそれに対する適応、先住民族と入植者の交流などといった、ゴールドラッシュ時の様々な側面を示す跡地や場所、8エリアが含まれます。

現在もここには約1300人のトロンデック・フェッチン族の人々が、自治権を持ち、自分達の文化を維持しながら生活しています。

→トロンデック・フェッチン族を含む、ユーコンの先住民に関する情報

→ユーコンのゴールドラッシュに関する情報

ドーソン・シティを中心に世界遺産関連の体験を

今回世界遺産に登録された8エリアのひとつ、ドーソン・シティは、ゴールドラッシュ時の面影を今に伝える歴史タウンとして知られ、カナダの国定史跡に指定されています。手の込んだ造りのダンスホール、木造の遊歩道など、1800年代後半を彷彿とさせる歴史的建造物がならび、まるで映画セットのような佇まい。旅行者は、そんなドーソン・シティを中心に、下記のようなアトラクションやアクティビティを楽しみながら、新しい世界遺産に関連した体験を堪能することができます。

● 6月~9月(10月~4月は予約制)にダノジャ・ゾ・カルチャー・センターを訪れ、トロンデック・フェッチンのユニークな文化体験を。ドーソン・シティ博物館のハンマーストーン・ギャラリーのガイドツアーに参加すれば、ゴールドラッシュ時代に対するトロンデック・フェッチンの視点を理解することができます。

● ユーコンで最も印象的な景勝地のひとつ、世界有数のハイキングスポットであるトゥームストーン準州立公園は、ドーソン・シティからわずか125kmです。モノリス山の花崗岩の頂に代表される、風食により激しくとがった峰々、高い樹木が育たないツンドラ地帯、ピンゴやパルサのような珍しい永久凍土地形が広がっています。

● ドーソン・シティの「クロンダイク・エクスペリエンス」は、ドーソン・シティを訪れる旅行者にオーロラ鑑賞ツアー(8月末~10月&2月~3月)を提供しています。キャンプファイヤーを囲みながら、スナックをつまみ、温かい飲み物を楽しみながら、知識豊富なツアーガイドがこの地域の文化や歴史的な話をしてくれます。

● ドーソン・シティは世界的に有名な作家の宝庫です。8番街へ向かうと、当時の衣装を着たスタッフが、ゴールドラッシュ時にこの地に滞在した詩人ロバート・サービスの小屋を案内してくれます。同じ通りにあるジャック・ロンドンの小屋とインフォーメーションセンターにもぜひ立ち寄ってください。ジャック・ロンドンは『野生の呼び声』や『白い牙』など古典名作を残した著名な小説家です。

ユネスコ世界遺産登録は、トロンデック・フェッチン政府とトロンデック-クロンダイク世界遺産諮問委員会のリーダーシップ、ユーコン準州政府とパークス・カナダの支援によって実現しました。
「トロンデック-クロンダイクは、トロンデック・フェッチンの物語と、太古の昔からこの土地を守り続けてきた私たちの物語を伝える、新たな機会を与えてくれます」とトロンデック・フェッチンのチーフ、Hähkè Darren Taylorは言います。「この指名で、我々は先人たちに敬意を表し、これら特別な場所が次の世代にも尊重されることを確信しながら未来に目を向けるのです」
この登録により、トロンデック-クロンダイクは、ナハニ国立公園、ウッド・バッファロー国立公園、グロス・モーン国立公園やケベック旧市街の歴史地区など、名だたる場所が連なるカナダの世界遺産リストに加わりました。この地域の文化的な構成は貴重で、過去1世紀半にわたるトロンデック・フェッチンと入植者の共存がもたらした産物です。トロンデック・フェッチンは、ヨーロッパ人入植者の植民地主義への適応を経験し、今日まで残る独特の文化遺産をこの地に残しています。

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