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2022.04.28

「実際はどうなの?」–カナダ・日本出入国レポート 2022年4月中旬情報

2022年4月現在、カナダへの旅行はだいぶ規制が緩和され、ワクチン2回接種済みであることなどを条件に、陰性証明の不要、入国後の隔離不要など、旅に出かけやすい状況となっています。また日本への入国条件も徐々に緩くなっており、そろそろ本格的にカナダ旅行を検討されている方も多いのではないでしょうか。

▶カナダ・日本の渡航情報

とはいえ、それぞれの国の出入国に際しては、これまでにはなかった手続きが求められるようになっており、分からないことが多いのも実情。「手続きはスムースにできる?」「空港での流れは実際にどうなの?」という不安もよくきかれます。

そこでここでは、実際に4月にカナダへ渡航した旅行ライター吉沢博子さんが、カナダと日本両国の空港で体験した出入国の状況などをレポートします。空港での動きなど、体験したことをいくつかの要点にまとめて寄稿してもらいました。

レポートはあくまでも4月中旬時点の個人の体験によるものです。状況は変わっている可能性があります。渡航の際には、日本・カナダ両国の最新情報を確認してください。


カナダ入国は予想以上に簡単、日本入国はかなり緊張!

今回は、バンクーバー近郊の友人宅に用事があり、カナダへ渡航する事になりました。新型コロナの蔓延以来、2年以上海外渡航をひかえており、また水際対策でいままでにない手続きも必要になり、かなり緊張。必要なアプリへの登録なども含め、ポイントとなりそうなところを中心に、実際の体験をレポートします。もちろん状況により様々なパターンがあると思われます。あくまでも1つの事例としてご参照ください。

■日本出国→カナダ入国(2022年4月13日時点)

[出国準備]

*カナダ入国には、従来のeTAの他、ArriveCanのアプリ登録が必要。ArriveCANで2回以上のワクチン接種証明ができていれば、カナダ入国に際してはPCR検査などによる陰性証明は不要とのこと。ワクチンの接種証明をするには、具体的には事前に自治体から入手している英語版の接種証明書をアップロードする必要がある。私の場合は、スマホに届いた縦長のデジタル証明書を1枚のPDFに加工してアップロードしてみた。ほかに単純に証明書をスクショした画面、あるいは紙の証明書を写真にとり、アップロードするのでも良さそうだ。証明書は縦長なので何枚かの画像に分ける必要もあるが、複数の画像をアップロードする事も可能。

[成田空港にて]

*航空会社カウンターでチェックインする際、ArriveCANの登録画面の提示を求められた。これに加えてFlyClearというアプリも登録するよう求められた。これはワクチン2回接種者でもカナダ入国時にランダムでPCR検査を受けることがあり、その際に必要なアプリとのこと。

*空港はかなり空いていて、ゲート前の店舗はほぼ閉まっていた。ゲート内の免税店はある程度オープン。

[カナダ入国]

*ビックリするほど簡単でスムースだった。降機後、通常どおり入国審査場へ進み、各自コンピュータでパスポートをスキャンし、税関審査などの必要事項を入力。この際出てきたチケットを係員に提出するだけ。これで入国審査完了だ。スマホにArriveCANの画面を用意して握りしめていたが、その提示も求められなかった。多分、日本での搭乗時に提示したのでOKということのようだ。

*到着便も少なく空港が空いていたこともあり、飛行機を出てから20分程度で空港を出られた。

*入国時、ランダムにPCR検査対象となると聞いていたが、検査会場にはほとんど人がいない様子だった。

*ちなみに荷物は入国審査後にターンテーブルで受け取るが、国内線乗り継ぎの場合、荷物は最終目的地までスルーで届けられるとのこと(以前は入国空港で一旦受け取り預け直す必要があった)。ユーコンに行く場合も、バンクーバーでの荷物預け直しは不要となった。

■カナダ出国→日本入国(2022年4月18日時点)

[出国準備]

*ワクチン3回接種済の場合、日本入国前に求められていたのは、ワクチン接種証明書とカナダ出国72時間以内のPCR検査による陰性証明。私自身は、バンクーバー市内の施設でウエブ予約をし、出発50時間前くらいに受検した。申し込んだのは、翌日夜11時までに結果を受け取れるというプランで、料金は$258(基本料金$180+日本の証明書フォーマットへのカスタマイズ費$78)。このほかに1時間で結果を知らせてくれるプランなどもあり、これだと料金は倍くらいになる。

*検査結果は、実際には翌日の朝8時頃にメールで受信。日本の厚生労働省指定のフォーマットに必要事項が記入されたものがPDFで送られてきた。陰性結果を受けてほっと一安心。

*日本入国の際の空港検疫をスムースにするため、事前にダウンロードしておいた厚生労働省のアプリMySOSに必要な情報を登録、PCR検査の結果もスクショしてアップロード。画面に従って送信。すると30分もたたずに検査確認済の連絡が届きアプリの画面が緑色になり、QRコードも送られてきた。これで入国前の準備は完了。

*これ以外に、税関申告などが簡単になるというデジタル庁のVisit Japanサイトへの登録も推奨されていたので、一応手続きしておいた。

[バンクーバー空港・機内にて]

出国に際しては航空会社カウンターでMySOSの緑色画面の提示を求められたが、これ以外は通常の出国と全く同じ。

*空港内のお店は、半分くらいクローズ。免税店はかなり開いていた。

*飛行機内では、検疫提出用の質問票と誓約書が配られたので、これに記入。内容はMySOSと同じ。さらに従来と同様の税関申告用の書類も配られ、これにも記入。こちらもVisit Japanアプリで記入した税関申告用の内容と同じものだった。

[日本入国(成田空港)]

*かなり時間がかかった。

*まず降機の順番が、最初に国際線乗り継ぎ客、そして成田で入国する乗客など、何段階かに分けられており、自分の順番がくるまで機内で15分ほど待機。

*降機後はボーディングブリッジに検疫の担当者が待機しており、ここでMySOSアプリの緑画面を確認。緑画面を提示すると、20人くらいずつまとめてファストトラックによる検疫会場へと誘導された。アプリに登録していない人は、おそらく別のルートに進み、機内で記入した書類・誓約書、PCR検査の陰性証明書類などの提出が求められ、さらに時間がかかると思われる。

*ファストトラックでは、空港内を移動しつつ3カ所ほどの窓口へ。その都度パスポートとMySOS画面の提示が求められた。さらにその後、抗原検査(唾液による検査)があり、検体提出後、指定された椅子に座って30分ほど待機。その後「陰性の方の番号のみお呼びします」というアナウンスがあり、無事に通過。機内で記入した紙の検疫書類の提出は不要だった。

*抗原検査後、何人か番号が呼ばれない人もいた。その人たちはそのまま椅子に留まり、おそらく再検査や隔離措置などが必要になると思われる。

*検疫通過後は通常の入国審査へ。事前に登録が求められていたデジタル庁のVisit Japanサイトは、システム障害とのこと。結局、電子認証によるパスポートコントロールの後、紙の税関申告書に記入したものを提出し、無事入国が完了した。

*飛行機の到着から入国完了までは約2時間。日本の水際対策はかなり厳しいというのが正直な感想。1日でも早く、以前のように自由に海外に行き来できる日が来ることを願うばかりだ。

旅行ライター 吉沢博子

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